【記事抜粋】
8月2日には「持続可能な社会を見据えた”麻産業”創造検討会」が衆議院議員会館で開催され、取材にお伺いしてきました。なんと200名以上の方がリアルで集まり。関心の高さが分かりました。今秋、または来春に予定される「大麻取締法等の改正」によって、業界ではCBDの行方が注目されていますが、亡くなられた安倍元総理が産業用等の大麻の栽培推進に注力していたことの流れも大きく受けています。
大麻は何といっても日本の神事には欠かせないもので、神社のしめ縄から始まって、私の身近では神輿を組み上げる縄や飾りつけ、その他日常では衣料や車の部品(プラスティック)などにも使われていますね。1954年に37,313人だった大麻栽培免許者数は現在30名、1952年に4,916haだった栽培面積は現在7haだそうです。
確かに、部位による規制はあまりにも非現実的ですので幻覚成分のTHCの含有量で成分規制するのは当然として、今後は国内栽培における規制の見直しも含めて栽培振興へ舵を切ることになりそうです。ゲノム編集技術でTHCをほとんど含まない大麻の栽培の可能性もあり、今後の動きに注視していきたいと思います。参考までに、先日、8月5日に公表された厚生労働省による「大麻取締法等の改正に向けた検討状況について」の報告書は、
https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/000972695.pdf
になります。
出典:株式会社リーランド tSuGuhaRu通信2022年8月号